モノを製造し、最終消費者に届ける・・・その中間に位置する「物流」においては、自動化と効率化は企業の必須課題となっています。
その課題を解決するのが立体自動倉庫の役割。
立体自動倉庫を簡単に説明すると、ラックを設置して、そこに荷物や在庫商品を収納でき、機械によって自動で入出庫できる倉庫のことです。
スペースの有効利用に限らず、人件費の削減や作業の効率化を実現する倉庫なのです。無人のクレーン車(スタッカークレーンと言います)が入出庫を行なうため、冷凍室や高温室、危険物倉庫などもできます。
立体自動倉庫の登場によって、人が作業するには厳しい大型の冷蔵庫の中で、材料の出し入れを可能にし、美味しい食材を多くのお店・人に届ける事が可能になりました。
また、都心など土地が確保できないエリアでは、お墓をビルの中に納め、参拝者がICカードをかざせば遺族のお骨を目の前まで運んでくれる・・・これも立体自動倉庫の役割です。
そのような中で、私たちの役割は、収納部分となるラックの製造と現地での設置作業です。
日々仕事の中では、ラックが積み重なった固まりが目に入ってくるだけで、ついつい社会や人のために自分の仕事がどう役に立っているか忘れてしまうことはあるでしょう。
でも、どこに行っても冷たいコーラが飲め、スーパーやコンビニでは手頃な値段でおいしいパンが買え、お墓が持てない都心の人に役立っていることは、私たちの役割があってこそ。
もちろん、配送の人など他の関係者の協力もあってですが、私たちが製造しているラックで、
社会・人に役立っていると自信と誇りを持って仕事をしています。